腕時計の進歩、使ってきた腕時計、メンテナンス フリー化、正確化(時代の進歩、技術の進歩、ゼンマイ式、自動巻きの腕時計、電池式、モーター駆動 (くどう)、水晶時計、太陽電池式、液晶表示、電波時計、波長の長い電波 (長波)を受信、赤いルビーの軸受 (じくう)け、デジタル表示の腕時計、太陽電池式電波腕時計、アナログの針・デジタル表示の腕時計、多機能化)







「腕時計」

子供 若者 老人と
時代とともに腕時計
思い出すなあ時代背景


「時代の進歩」

腕時計
技術の流れを
凝縮(ぎょうしゅく)し


「これからの腕時計」

スマホに吸収されぬよう
スマホと協力するように
進歩するのかな?



 <はじめに>
 身近 (みじか)な道具はいろいろな思い出があります。 使ってきた腕時計を振 (ふ)り返ってその進歩を思い出してみましょう。


 初めて腕時計を買ってもらったのは中学3年生の頃 (ころ)でした。 60年以上前のことです。 ゼンマイ式の秒針のある腕時計でした。 バンドはステンレス製の伸縮性のあるものでした。 裏蓋 (うらぶた)を開 (あ)けると赤いルビーの軸受 (じくう)けがいくつも見えました。 歯車 (はぐるま)が回転するときにすり合 (あ)わされる部分を硬 (かた)い宝石のルビーで作ってありました。 ルビーの形は丸いアンパンの中心付近に穴を開けたようなものでした。 髭 (ひげ)のように細い渦巻 (うずまき)のようなゼンマイも見えました。 バネの付いた車輪のようなものが右向きに回転し次に左向きに回転していました。 この往復 (おうふく)運動の等時性 (とうじせい)を利用して規則正しく文字盤 (ばん)の長針や短針、秒針を回します。 これは単振動の1例です。 単振動の等時性を利用していました。 1日に1回腕時計の側面にある小さなツマミを回してゼンマイを巻きます。 このツマミは時刻合 (あ)わせのときにも使います。 腕時計の誤差は1日で数分だったようです。 1日に1回はラジオ、テレビの時報で腕時計の針を合 (あ)わせていました。 まだ防水、自動巻きは付いていませんでした。 文字盤をカバーする透明なものはプラスティック製でした。 この腕時計がありがたかったのは、学校のテスト (試験)のときでした。 残り時間が分かるのは役立ちました。
 就職したときにしばらくして腕時計を買いました。 初めて買ったものとほとんど同様な腕時計でしたが、新しい機能として「自動巻き」が付いていました。 これはゼンマイを指で巻かなくても、歩いたりしたときの手の動きが腕時計を動かし、自動でゼンマイを巻くものでした。 腕時計の裏蓋 (うらぶた)を開けると、重めの金属製の重 (おも)しがありました。 手首 (てくび)が動くと、金属製の重しの慣性 (かんせい)を利用してゼンマイを巻き上げていました。 ずっと腕時計を机の上などに置きっぱなしにしていると、ゼンマイが巻かれずにいずれ針が止まってしまいます。 時刻合 (あ)わせは1日に1回程度行っていました。
 それから20年程 (ほど)たったころ液晶 (えきしょう)を利用してデジタルで時刻や日付を表示する腕時計を買いました。 内部に水晶発振器 (すいしょうはっしんき)があって水晶の安定した振動を利用して、かなり正確な時計ができていました。 太陽電池で電池を充電し、水晶発振器や液晶、半導体などを動かしていました。 時刻合わせは1週間に1回程度 (ていど)行っていました。 デジタル表示の腕時計は数個買いました。 あまり時刻がずれないもの、割 (わり)とずれがあるものなどいろいろでした。 このころはブラスティックのバンドのものを使っていました。 わりと安価でした。 太陽電池式だったので普通の使い方では時刻表示が止 (と)まることはありませんでした。
 53歳のころ太陽電池式で針が動き (アナログ式)水晶発振器をもった腕時計を購入しました。 夜間は文字盤 (もじばん)と針が光って暗闇 (くらやみ)でも時刻が分かりました。 これは蓄光性 (ちくこうせい)の塗料 (とりょう)を用いていました。 機械式の日付 (ひづけ)が小さな窓から読めるようになっていました。 31日まで出ていました。 2月や4月なども31日まで表示されるので3月1日や5月1日は日にちがずれて表示されていました。 同時期に家内が買った婦人用の腕時計はやはり水晶時計でしたが、偶然 (ぐうぜん)正確で今の電波時計に近いほどでほとんど時刻合わせが必要ありません。 今でも充電式の電池を1回交換してもらって使えています。 こういうこともあるのですね(^^) 。
 60歳を超 (こ)えて電波腕時計を買いました。 これは国内では北九州と東北地方に波長の長い電波 (長波)を出すアンテナや送信機があって、正確な時計を基準にして時刻情報などを送信しています。 おかげで腕時計の時刻合 (あ)わせの作業が必要なくなります。 大きな進歩でした。 小さめの液晶も文字盤 (ばん)に付いていて月日や曜日なども表示されます。 先程 (さきほど)の31日表示の問題もこれでは起こらなくて便利です。 太陽電池式で電池交換もいりません。 蓄光性塗料 (ちくこうせいとりょう)を用いた文字盤と針で暗闇 (くらやみ)でも OK です。 長針や短針、秒針が付いていて20分後などの時刻も視覚的に分かりやすい。 電波式、太陽電池式だとメンテナンス フリー (手入れ不要)となり大変使いやすい。 防水・防塵 (ぼうじん)にもなっています。


 <まとめ>
 使ってきた腕時計について時代とともに変化したところを振 (ふ)り返ってみました。 針の駆動 (くどう)はゼンマイ式から電気モーター式になり、時刻表示は液晶表示も現 (あら)われました。 時刻の基準はバネと回転子の単振動から水晶発振器、そして電波式となりました。 腕時計の駆動 (くどう)のエネルギーはゼンマイから電池、太陽電池と充電池になりました。 メンテナンスはゼンマイ巻き、時刻合わせが必要なものから、太陽電池式、電波式になりメンテナンス フリー (手入れ不要)になっています。 これからはスマートウォッチなどのスマートフォンと連動して使う腕時計が増えてくるのでしょうか。



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by 南陽彰悟 (NANYO Shogo)