台風でホテルに避難 (ひなん)、コロナ禍 (か)で避難施設が満員になった所が続出、コロナ禍 (か)と台風、ホテルからの帰宅は十分に安全を確かめて(大型で猛烈な台風でビジネスホテルに避難した。コロナ禍で避難所の収容人数を少なめにしたので人が溢 (あふ)れた避難所が続出した、ホテルからの帰宅は十分に安全を確かめてから、川の水位は遅れて上昇することがある、土砂崩 (どしゃくず)れも雨が止 (や)んでから遅 (おく)れて起こることも、60数年以上台風避難はしなかった、2020年9月の台風10号)
「ビジネスホテル」
台風避難は
快適だった
いつも見慣(みな)れた建物の
「公(おおやけ)の避難所」
コロナ禍(か)で
3蜜避けて満員続出
避難所増やす必要が
<はじめに>
2020年9月の台風10号で60数年ぶりに台風避難をしました。 ちょうどコロナ禍の最中 (さいちゅう)でした。 自治体の避難所は新型コロナ感染症対策で3蜜を避けるため各所の収容人数が少なめになりました。 台風最接近の前日には辞任が決まっていた総理大臣が私の地元の1級河川 (かせん)も名を挙 (あ)げて、氾濫 (はんらん)する可能性があり、直 (ただ)ちに命を守る行動をとってくださいと発言しました。 今までに経験したことのないほど大型で強い台風です。
近所のスピーカーからサイレンが鳴り避難を求める放送がありました。 家内と私は今回は大淀川の氾濫 (はんらん)があるかもしれないと思い、避難することを決めました。 新型コロナ感染症のことも頭に浮 (う)かびました。 高齢者はこれに感染すると重症化しやすいので注意しなければなりません。
避難所としては体育館などの公 (おおやけの)の避難所やホテル・旅館、親戚 (しんせき)・知り合いの家などが考えられます。 避難所ではカーテンがあるところはそれを閉 (し)めガラスが割れたときに被害が少なくなるようにします。 また、窓からは離 (はな)れた所にいましょう。 被害は土石流 (崖崩 (がけくず)れ)や洪水 (こうずい)、風、高潮の被害があります。 避難場所はより安全なところを選びます。 私はビジネスホテルを避難先 (さき)にしました。 これだと川の氾濫 (はんらん)のときも大丈夫 (だいじょうぶ)です。 ホテルは早めに予約することが大切です。 私達は台風最接近の2日前の午前中に予約しました。 それでも2人部屋は1日目はとれず、1人部屋を2室予約しました。 2日目は2人部屋がとれました。 2泊 (はく)することを頼 (たの)みました。 天気予報も少しずれることがあるので2泊を予約するぐらいが適当でしょう。 台風最接近の約12時間前にタクシーを家まで呼 (よ)んで、ホテルに向 (む)かいました。 その時は風は少し吹いていて、雨はまだひどくはありませんでした。 夕食はそのビジネスホテルではコロナ禍 (か)の影響で食堂が開 (あ)いていませんでした。 コロナ禍 (か)でこのホテルに新型コロナ感染症が出たときに、追跡調査のための本人確認に運転免許証か健康保険証が必要でした。 電話で予約したときにこのことを知っていたので健康保険証を持参しました。 チェックインは14時からでしたが、ロビーで待つ人が多いせいか午前中から特別に入室できました。 台風避難のためだったせいかもしれません。 エレベーターも泊 (と)まる部屋のルームキーカードをかざしてから、行き先の階数ボタンを押すようになっていました。 ホテルに無関係の人が上階へ上 (あ)がりにくくするためでしょう。 この1人部屋は2人でも一応 (いちおう)泊 (と)まれるようだったので、交渉して1人部屋に家内と泊まりました。 台風で停電したときに家内と私が同室のほうが都合 (つごう)が良いからです。 2日目は2人部屋の予定です。 夕食は近くのコンビニ店で買ったもので済 (す)ませました。 風呂 (ふろ)に入って狭 (せま)い部屋の割 (わり)には大画面のテレビのスイッチをずっと
ON にしておきました。 台風情報をニュースや画面の端 (はし)の文字で知ることができました。 私はまもなく眠ってしまいましたが、家内はかなり遅くまで起 (お)きていました。 家内の話によると台風が最接近する前後数時間が雨風ともに強かったようです。 ときどき短い停電も発生したようです。 テレビはずっと点 (つ)けていました。 翌朝 (よくちょう)はかなり風雨が静かになっていました。 朝食はホテルで和食を食べました。 雨と風が収 (おさ)まってきて大淀川の水位も少し下 (さ)がってきたことをテレビの画像で確認したので、10時のチェックアウトの少し前に、当日の宿泊をキャンセルして支払 (しはら)いを済 (す)ませました。 キャンセル料金を払 (はら)うつもりでしたが、サービスで避難のためだからキャンセル料金は
¥0 でした。 いつも頼 (たの)んでいるタクシー会社に電話してそのビジネスホテルの前にタクシーを呼 (よ)び、自宅に帰りました。 自宅の庭と家を一回 (ひとまわ)りして点検しましたが、自宅は別に台風被害はないようで安心しました。 台風のために閉 (し)めていた窓のシャッターは乾 (かわ)いていたのですぐ開 (あ)けました。
<まとめ>
経験したことのない大型で強い台風という予報で、60数年ぶりに台風避難をしました。 ちょうどコロナ禍 (か)の最中 (さいちゅう)でした。 ホテルに避難するときは台風予報を見て早めにホテルを予約するのが良いでしょう。 ホテルが満員になりやすいからです。 ホテルに行くときはタクシーが安心ですが、これも体育館などへの台風避難で客が集中する可能性があります。 早めにタクシーを呼 (よ)ぶことをお勧 (すす)めします。 ホテルからの帰宅は十分に安全を確かめてから行 (おこな)いましょう。 川の水位が雨が止 (や)んだ後も上昇したり、崖 (がけ)の土砂崩 (どしゃくず)れが雨が止んだ後に遅れて起こることがあります。