老人の引っ越し、物の処分 (75歳までが良いか、80歳までが良いか、引っ越しは手間が結構かかる、人生が残り少ないので思い切って捨てる、処分する良い機会、年月をかけて処分しておく、運転免許証を返納する前までに引っ越しを済ますのが良い、高齢者は夏を避 (さ)けて引っ越す)








「老人の引っ越し」

処分するもの選別と
住所変更手間かかる
運転免許返納する前引っ越し済ます



 <はじめに>
 70歳代半 (なか)ばで引っ越しを実行しました。 週刊誌などでは高齢者の引っ越しは75歳までに済 (す)ませようとか80歳までに済ませようとか書かれています。 それだけ引っ越しは行う作業が多く、また引っ越しした後の慣 (な)れの問題もあるからでしょう。

(1)平均余命などを参考にして、今後使いそうもないものは思い切って処分する。
 1度で捨 (す)てるのはなかなか難 (むつ)しいものです。 私は引っ越しの2年前に1度、引っ越しの1年前に2度目の捨てる作業をしました。 3度目は引っ越しの約1ヶ月前からこの作業をしました。
 (a)リサイクル店2店に不用品を持っていきました。 なんでもリサイクル店が引き取ってくれるわけではありません。 無料でも引き取ってくれない物もあります。 店によってその基準は異なるようです。 (b)市町村のゴミ収集を利用する。 (c)処分業者に有料で頼 (たの)む。 タンスなどの大物やガスレンジなどを頼みました。 この処分業者は最終的には市町村のゴミ処理に持ち込むようでした。
このいらないものの処分は手間と時間がかかりました。 残すものと捨てるものの分別や捨てる作業に努力が必要です。

(2)引っ越し業者に頼みます。
 私は大手の引っ越し業者に頼みました。 「らくらくパック」というもので、荷物をダンボール箱に入れる作業はこの社員がやってくれました。 引っ越しの直前まで物捨てをやりましたが、間に合わなかった物もダンボール箱に入れてくれました。 これは引っ越しした後に日にちをかけて処分しました。
 1つの移設するエアコンは引っ越し業者が運んでくれました。 エアコンの移設は簡単にできます。 別の新しいエアコンは引っ越し業者を通して買いました。 それらの取り付け、テレビの配線、洗濯機の設置も引っ越し業者を通してやってもらいました。 引っ越しのトラックへの積 (つ)み込みは午前中に終わり、午後には引越し先の家にタンスやダンボール箱に入った荷物を運び入れてくれました。
 引越し先にタンスを置くときには地震でタンスが倒れるのを防ぐ小さめの敷物を下に挟 (はさ)みました。 この敷物はホームセンターで販売しています。 テレビやスピーカーにも地震のときに倒れにくくするクッションを下に敷きました。 これは¥100 ショップで買いました。
 壁のコンセントからの延長コード (コード付きタップ)は将来の電気的安全性を考えて、すべて新品にしました。 テレビやパソコンなどの電源コードの前に、雷サージ対策付きのコード付きタップや壁コンセントに差し込む3個口のトリプルタップなどを使用しました。 これは以前近所で落雷があったときにインターネットのモデムが壊 (こわ)れた経験があったので雷対策として採用しました。
 ダンボール箱からの荷物の取り出しなどは私達で行う契約です。 ダンボール箱からの取り出しを引っ越し業者に頼むと、どこに物が収 (おさ)まったかが分かりにくいからです。 タンスなどの内容物はそのままの形 (配置)でトラック運送してくれました。 これはとてもありがたく、引越し先の私達の作業が減りました。 10数年前に引っ越ししたときのダンボール箱も残っていましたが、テープの粘着力 (ねんちゃくりょく)が弱くなっていましたので、すべて今回の引っ越し会社の新しいダンボール箱に置き換 (か)えました。

(3)引っ越しに伴 (ともな)う住所変更や電話番号の変更。
 住民票、、マイナンバーカード、健康保険証、運転免許証の変更は基本的なもので、最初に行いました。
 郵便局や銀行の登録変更、カード類の登録変更、自家用車の車庫証明を含む登録変更 (ディーラーを通して行政書士にやってもらいました。)、その他は引っ越し業者のパンフレットの手続きの案内を参考にして行いました。 手続きが終わったものは手帳などにメモしておき、後で確認できるようにします。 ゆうちょ銀行の総合口座の住所変更をしても、定期貯金やかんぽの住所変更は自動的には行われません。 それぞれ手続きが必要でした。
 住所変更が必要なものは、
(ア)住民票
(イ)健康保険証
(ウ)個人番号カード (マイナンバーカード)
(エ)運転免許証
(オ)年金
(カ)郵便物の転送届 (郵便局)
(キ)電力会社
(ク)水道会社
(ケ)ガス会社
(コ)保険会社 (自動車保険なども。)
(サ)NHK
(シ)電話会社 (NTT、ドコモ、au、ソフトバンクなど。)
(ス)診察を受けている病院
(セ)銀行 (口座の住所変更をすると定期預金も自動的に住所変更が行われた銀行もありました。 振り込みカードは別に電話番号変更をしました。)
(ソ)証券会社 (住所変更をすると自動的に株券も住所変更が行われました。)
(タ)大学などの同窓会
(チ)自動車の登録変更 (住所変更と車庫証明)
(ツ)新聞の販売所
(テ)クレジットカードやポイントカードなどのカード

(4)引っ越し先の設備を使いこなす。
 引っ越し先はオール電化だったので、風呂 (ふろ)や水道の電気湯沸 (わ)かしのエコキュート設備の使い方、調理をするときに加熱する IHの機器、自動皿洗い機、トイレのウォシュレット装置、玄関の来客の姿も見えるインターホン・アイなどを取り扱い説明書を見ながら勉強しました。
 風呂のエコキュート設備は私達にも使いこなせるかちょっと心配でしたが、便利に出来ていて簡単にお湯を浴槽 (よくそう)に張 (は)る事ができました。 ガスの風呂より楽 (らく)になりました。

(5)引っ越しする季節 (夏を避 (さ)けて引っ越す。)
 老人の引っ越しの季節は暑い夏を避けることをお勧 (すす)めします。 体力的に春や秋、冬が楽でしょう。 荷物の整理や銀行などの住所変更などいろいろやることが多いからです。

 <まとめ>
 やはり老人の引っ越しで大変なのは、(A)引っ越す前の必要なものと捨てるものの分別と処分、(B)引っ越しに伴 (ともな)う住所変更や電話番号変更の事務手続きでした。 これらには移動のための自動車が役立ちました。 自動車の運転免許証を保持しているうちに引っ越しをした方が楽でしょう。
 だから75歳で運転免許証を返納する人はそれまでに引っ越しを済 (す)ませる方が良いでしょう。 80歳まで運転免許証を保持している人は80歳でも引っ越しは行えると考えられます。 運転免許証の更新には75歳以上では認知機能検査 (痴呆症の検査)があるのでそれに通れば引っ越しに伴 (ともな)う住所変更などの事務手続きも十分行えると思われます。




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