瓦 (かわら)と畳 (たたみ)、障子 (しょうじ)など最近の家には少なくなったもの、老人の生活(瓦屋根からコロニアル屋根へ、雨戸 (あまど)と戸袋 (とぶくろ)からシャッターへ、板壁 (いたかべ)、和式トイレ、欄間(らんま)、プロパンガス、都市ガス、オール電化 (IH 調理器具、電気給湯器、電気皿洗い機)、プロパンガスは割高です。)








「家の屋根」

瓦(かわら)からコロニアル
軽くなり
耐震性に有利です


「雨戸からシャッターへ」

腕力(うでぢから)
無くても台風
大丈夫(だいじょうぶ)


「プロパンガスとオール電化」

プロパンガスは割高(わりだか)で
オール電化は
ずっと割安(わりやす)



 <はじめに>
 3/4 世紀を生きてきました。 生活環境も大きく変化しました。 子供の頃 (ころ)の終戦直後や若い頃 (ころ)の高度経済成長時代、 40 歳前半 (ぜんはん)のバブル時代、その後の経済の低成長時代などを生活してきました。 ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われ世界一になった頃 (ころ)もありましたが、そのときの国民の反応は「国の経済が世界一になっても、それほど大 (たい)したことはないなあ。」というものだったと思います。 生活するときに身近 (みじか)にあるものの変遷 (へんせん)について述 (の)べます。


 最近の家は屋根 (やね)に瓦 (かわら)を使っているものはほとんど見かけません。 地方都市でも道路建設で土地売却し、純和風の大きな家を建てたものぐらいしか瓦屋根になっていません。 今は瓦の代 (か)わりにコロニアルと呼 (よ)ばれる薄めの板が主流になっています。 このコロニアルのものでも少し瓦 (かわら)に似 (に)せた形のものもときどき見かけます。 重量が瓦屋根よりコロニアル屋根のほうが軽いので地震にも強いでしょう。 私が子供の頃は「枌 (そぎ)」という長方形の薄い木の板を屋根に使用する枌葺き (そぎぶき)屋根も見られました。 これは台風のときに雨漏 (あまも)りしやすかったようです。
 今は和室より洋室のほうが多くなったようです。 畳 (たたみ)からフローリング (木質の床材)への移行が進んでいます。 フローリングの掃除 (しょうじ)は軽い棒の先に使い捨ての紙を付けたフローリングワイパーがよく用いられています。 これは電気掃除機よりはるかに軽く老人にも使いやすい。 老人になると押入 (おしい)れから布団 (ふとん)を出したり、朝にしまったりするのが重いために大変になります。 これへの対策はベッドを使用することです。 フローリングとベッドの相性 (あいしょう)は畳 (たたみ)より良い。
 和紙を用いた障子 (しょうじ)は昭和時代にはどこの家にもありました。 和紙に穴が空 (あ)いたときは母が糊 (のり)を使って補修していました。 障子を通しての外光は柔らかくいかにも和室という感じでした。 飼 (か)い猫が障子に登って和紙の障子紙 (しょうじがみ)に多くの穴が空 (あ)いている家もありました。 今の新しい家では障子 (しょうじ)はほとんど見かけません。
 木製の雨戸 (あまど)と戸袋 (とぶくろ)は約50年経 (た)った家では、台風などのときに雨戸を開け閉 (し)めするのに滑 (すべ)りが悪くて腕力がいることが多くなります。 高齢者には辛 (つら)くなるでしょう。 最近の家では木製の雨戸の代 (か)わりに上下に動かすシャッターが用いられています。 これは開け閉めに力がいらず老人でも簡単に使えます。

 昭和時代は家の外壁 (そとかべ)は板壁 (いたかべ)が多かった。 今は新建材の外壁が多くなっています。 コンクリートも用いられています。 外壁の色もいろいろ種類が増えてきました。

 和室の天井 (てんじょう)と鴨居 (かもい)の間に、装飾・採光・通風のために透 (す)かし彫 (ぼ)りの板や格子 (こうし)などを取り付けてある欄間 (らんま)も少なくなりました。

 老人になると膝 (ひざ)などが痛くなり和式トイレでしゃがむのが困難になることも多い。 その対策は和式トイレではなく洋式トイレにすることです。 洋式トイレは椅子 (いす)のように座 (すわ)るので膝 (ひざ)が痛い人でも使いやすい。

 台所 (だいどころ)や風呂 (ふろ)、洗面台 (せんめんだい)では以前はプロパンガスを燃料にしていました。 この前これをすべて電気で加熱するオール電化にしました。 その結果それまでの電気料金とプロパンガスの料金の合計とオール電化にした後の電気料金を比較するとオール電化のほうが 1/2 以下になりました。 プロパンガスは割高です。 都市ガスは公共料金ですが、プロパンガスは普通の野菜や肉などと同じで自治体が値段について物申 (ものもう)す事はありません。 これがプロパンガスが都市ガスより高価な理由です。 プロパンガスの料金は都市ガスの料金より約 3 倍高い。


 <まとめ>
 身近 (みじか)にある物の時代とともに変化した部分を振 (ふ)り返ってみました。 やはりかなりの変化がありました。 材質の変化や構造の変化があって、より合理的なものが生活に取り入れられてきました。



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by 南陽彰悟 (NANYO Shogo)