判子 (ハンコ)の思い出、印鑑 (いんかん)、デジタル化が進んでハンコの需要がこれから少なくなる (脱ハンコ)、印鑑屋さんのおじさん(印の話、長持ちするのは水牛の角 (つの)の印鑑、柘植 (つげ)の木の印鑑は部分的に欠 (か)けやすい、水牛 (すいぎゅう)の角は30数年間ほとんど毎日使っても欠損 (けっそん)したりしない、象牙 (ぞうげ)の印鑑、認め印 (みとめいん))







「長年使った印鑑」

思い出たっぷり
詰(つ)まってる
古い朱肉をきれいに落とし


「ハンコ屋さん」

水牛いいよと
教えてくれた
ハンコ屋さんを懐(なつ)かしく


「ハンコ屋さん 時代の流れ」

これから進む
デジタル化
店数減っても続いてほしい



 <はじめに>
 学生時代は印鑑 (いんかん)はほとんど使いませんでした。 学費は父が現金書留で郵送してくれていました。 大学院の後半で奨学金 (しょうがくきん)をもらったときに、郵便局で口座 (こうざ)を作りました。 このときに印鑑が必要だったと思いますが、よく覚 (おぼ)えていません。 大学の研究室の助手 (現在の助教)の人のハンコが木製の判子 (はんこ)でまわりの縁 (ふち)の部分が一部欠 (か)けていました。 おそらく柘植 (つげ)製のハンコだったのでしょう。


 国家公務員になって本庁で初めの研修がありました。 そのときにかなりの幹部の人が、印鑑は良いものを買ってずっと同じものを使うようにしなさいと話しました。 私は西武新宿線の江古田にある寮に住み始めていました。 江古田の駅前商店街には印鑑屋さんがないようでした。 それで隣駅 (となりえき)の野方のハンコ屋さんに行き、初老の男性店主に丈夫 (じょうぶ)で長持ちするのはどのような判子 (はんこ)ですか、と尋 (たず)ねました。 即座 (そくざ)に、水牛 (すいぎゅう)が良い、と答えてくださいました。 水牛の角 (つの)で作ったハンコは黒色をしています。 それで定年までずっと壊 (こわ)れることなく使えました。 まもなく結婚して土浦市に当時あった西友の印鑑屋さんでやはり水牛製の銀行印と象牙 (ぞうげ)製の実印を作ってもらいました。 象牙のハンコは白色に近い色をしています。 家内は柘植 (つげ)の木で作ったものを使いました。 我が家のハンコの購入はそれ以後はありません。 私が50歳代の頃 (ころ)弟に印鑑をプレゼントしました。 つくば市の西武デパートにあったハンコ屋さんで大きめの水牛の印鑑を作り弟にあげました。 定年退職した後に家内の木製の印鑑が部分的に欠けていることに気づきました。 それで私が勤め先で使い続けていた水牛のハンコを家内にあげました。 これで家内のハンコも欠けたりしなくなるでしょう。
日頃 (ひごろ)使用する認め印はプラスチック製のようです。 朱肉 (しゅにく)は速乾性 (そっかんせい)の物も使ってみましたが、朱肉の容器の蓋 (ふた)をするようにしても1年〜2年で使えなくなるようです。 今は通常タイプの朱肉を使っています。 家内は宅急便などの認印に朱肉をその都度 (つど)つけなくてよいタイプの印鑑を使っています。
 デジタル庁も近く出来て、脱ハンコが省庁などでも行われるようです。 ハンコ屋さんの数がこれから少なくなると思われますが、今まで町の店で生き残っている自転車屋さんやお菓子 (かし)屋さん等とともにハンコ屋さんもできるだけ生き残ってほしいと思います。


 <まとめ>
 野方駅近くのハンコ屋さんが教えてくれた通り、水牛の印鑑は欠 (か)けたりしませんでした。 これからハンコ屋さんの数が少なくなるだろうと思われますが、印鑑について述 (の)べてみました。 私たちの世代が生きているうちはハンコ屋さんがまったく無くなってしまうことはおそらくないと思います。



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by 南陽彰悟 (NANYO Shogo)