始めるのは楽（らく）で止めるのは面倒 （めんどう） （インターネットも、土地、畳 （たたみ）、通信販売、知り合いや親戚への贈り物、タバコ、定期預金、など）
始めるのは楽（らく）で止めるのは面倒 （めんどう） （インターネットも、土地、畳 （たたみ）、通信販売、知り合いや親戚への贈り物、タバコ、定期預金、など）
「始めと終わり」
始めはよいよい
終わりはつらい
始めるときには終わりを考えて
＜はじめに＞
始めるのは楽 （らく）で止 （や）めるのは面倒 （めんどう）なものはいろいろあるようです。
（１） 回線とプロバイダー
インターネットの回線、プロバイダーもそうでした。 ADSLの回線とプロバイダーについては始めたときには、係員の人が我が家に出張してくれてインターネットが使えるようにしてくれました。 私は何もしなくてOKでした。 それから10数年たって住居を引っ越すことになりました。 それでインターネットを止めました。
止 （や）めるときには全部を自分でしなければなりませんでした。 電話で回線業者とプロバイダーと連絡をとりながらの作業でした。 電話はあまり慣 （な）れていませんのでかなりの手間 （てま）がかかりました。 ADSLのモデムはレンタルでしたので郵送で返却しました。
（２）土地
土地の売買についても買うときには比較的楽ですが、売るときには買い主が見つかるのに年月がかかったり、不動産業者との話し合いや作業もいろいろやることが多いようです。 土地はお金にしたいときの換金性が良くないと思います。
（３）畳 （たたみ）
物を買うときにも買うときは楽ですが、処分するときに手間がかかることがあります。 ある人が畳 （たたみ）を借り家の洋室に敷 （し）くために買いました。 畳の処分に困 （こま）って次に住むところの庭に積み重ねましたが、今の畳は腐 （くさ）りにくい処理がしてあるようで、長年元の形のままだそうです。 このような物は買うときに処分する手間のことを考えてから、買うかどうかを決める必要がありそうです。
（４）通信販売
買うときは簡単ですが、止めてもカタログが送られ続けることがあります。 電話でカタログの送付を止めてくださいと伝えても送り続けることがあります。
（５）知り合いや親戚への贈り物
長年続けていると、これもなかなか止めることが難 （むつか）しい。 こちらから贈らなくても、相手から贈られてくることがよくあります。
（６）タバコ
タバコなどの習慣性のものは、止めるのに皆さん苦労しています。 タバコの場合は始めるときも楽とは言えないでしょうが。
（７）定期預金
定期預金を全額現金に変えるとき、銀行の支店長など幹部が出てきていろいろ質問したりします。 客にとっては嬉 （うれ）しくないことも多いでしょう。 定期預金を始めるときには粗品などを客はもらえることが多いと思います。 また、高額の定期預金をしているとその地方銀行から投資信託などを勧 （す）める電話もよくかかってきます。 投資信託、株などは銀行などは手数料が手に入り、リスクはすべて客が背負 （せお）うことになります。 都市銀行や他県の地方銀行の場合は比較的この電話勧誘が少なめです。
（８）オレオレ詐欺 （さぎ）の電話
一度怪 （あや）しげな電話がかかってくると、それ以降別の怪しげな電話がよくかかってくるようです。 電話番号のリストが売買されているのでしょう。 これも防ぎにくいものです。 同窓会の名簿やガソリンスタンドなどのサービスで電話番号を教えるとこのようにことになりがちです。 対策は固定電話を解約して、携帯電話 （ガラケーやスマートフォン）だけを使うようにします。 オレオレ詐欺の電話は 97 ％ が固定電話にかけているそうです。 携帯電話へはわずか 3 ％ です。 理由はこの悪徳業者は割安の IP 電話を使ってかけていると思われますが、電話料金が携帯電話にかける方が固定電話にかけるより高いためでしょう。 また、若い人は携帯電話だけのことも多く、老人は固定電話を使用していることが多いという事情もあるでしょう。 老人の方が狙 （ねら）いやすいからです。
