2つのイベント (行事、出来事)を同時にやらない (老人の生活)(老人の生活は2つのやるべき事の時期をずらす、イベントを同時にやることを避 (さ)ける、老人の家建て、老人の土地売り)








「老人の生活」

2つのイベント
重(かさ)ならないよう
時期をずらして楽(らく)ちんに


 <はじめに>
 老人の生活では2つ以上のイベント (出来事、行事)を同時にやることを避けたほうが良いことも多いでしょう。 70歳代で、土地売りと家建 (た)て、引っ越しをほぼ同時に行ったことがあります。 終わってしまえば3つのことがまとめて終了し、ありがたいということはありますが、結構 (けっこう)大変でした。


 「土地売り」は母が亡くなって法務局での登記を妹にやってもらいました。 その後、その時まで地目 (ちもく)が田だったのを雑種地に登記をしました。 その前の段階で市役所の農業委員会に書類を提出して許可をもらいました。 全国的な建設業者が私の住居に来てその土地に賃貸アパートを建てませんか?と提案がありました。 いろいろ話を聞いて勉強になりました。 結局私の年齢を考えてその話は断 (ことわ)りました。 その後でその土地の近くに店を構 (かま)える不動産業者にその土地の販売を頼 (たの)みました。 土地を買いたいといういくつかの打診がありました。 不動産屋からの勧 (すす)めで、その土地の草刈 (くさか)りと土地家屋調査士による測量し直 (なお)しを行 (おこな)いました。 昔の測量は巻き尺 (じゃく)で測 (はか)っていて、今は測量機器を用いるので、今測るほうが正確になり土地が少し狭 (せま)く測量されることが多いそうです。 草刈りはシルバー人材センターに頼みました。 結局地元の建設業者にその土地を売りました。 土地を買った建設業者が司法書士と共に銀行に来て、そこで土地の販売契約を行いました。
そのときに得た知識で、急いで土地を売りたいときは「不動産屋に売る。」という方法もあります。 しかしその場合は売買価格が通常の 1/3 になり、急いだだけ利益が少なくなるそうです。 私は通常の土地売りのほうで行いました。


 「家建 (た)て」は母が住んでいた所の古い家を壊 (こわ)して、私達の年齢を考えて、平屋 (1階建 (だ)て)を建てることにしました。 古い家を壊す前に、街 (まち)の電気屋、リサイクル店を呼 (よ)んで家の中の物品を持って行ってもらいました。 電気屋からは¥0 、リサイクル店からは数¥1000 を代価としてもらいました。 複数の建設業者のところに行き話をして、業績がしっかりしているところを選びました。 必ず家内と一緒 (いっしょ)に行きました。
家を建てるときに考えたことは、
(1)私達の年齢を考えて1階建てにする。 高齢者の怪我 (けが)は階段で起きることが多い。
(2)主要な窓、引き戸のガラスは断熱と防音に優 (すぐ)れた「二重ガラス」とする。 現在、家内がガラス戸を閉 (し)めると「本当に静かでありがたい。」と言っています。 防音が良くなったせいです。 家の外部との熱の出入りは、ガラスを通してが一番多いのです。 これはガラスが壁  (かべ)に比 (くら)べて厚さが薄いことが効 (き)いています。 これは有名な先生から知ったことです。 ガラスを2重にすると断熱が良くなり、冷暖房の省エネルギー化になります。
(3)室内をバリアフリーにする。
老人は室内で転 (ころ)び大腿部 (だいたいぶ)の骨折から寝たきりになり、痴呆症 (ちほうしょう)になることが多い。 老人は 1 cm の段差でも転ぶそうです。 これは高齢者が歩くときに摺 (す)り足になりがちだからです。 対策としてバリアフリーにします。 バリアフリーにすると室内の引き戸のレールのところもほとんど段差がなく足が引っかからず転ぶことがありません。 バリアフリーについては元の勤め先の年上の人から話を聞いたこともあります。
(4)外向きのガラス戸にシャッターを付ける。
これは主に台風のとき物が飛んできてガラスが割 (わ)れないようにするためです。 昔はシャッターの代わりに雨戸 (あまど)を使っていました。 雨戸よりシャッターのほうが開け閉 (し)めの力がいらなくて楽です。 シャッターは上下に開け閉めするタイプです。
(5)防犯のため風呂 (ふろ)、その他の窓には格子 (こうし)を付ける。 夜間に人が近づくと点灯する外灯(がいとう、ライト)も付けました。
(6)ガスや灯油などを使わずに「オール電化」にする。 風呂 (ふろ)や蛇口 (じゃぐち)からの温水、加熱調理器具、冷暖房器具などをすべて電力で賄 (まかな)うようにしました。 以前のガス代金と電気料金の合計より、今の電気料金のほうがかなり安価になりました。
(7)家に電話線を引く「固定電話を止 (や)めて」、携帯電話だけにしました。 おかけで以前は「オレオレ詐欺 (さぎ)」のような電話がたまにかかってきていましたが、今はこのような怪 (あや)しげな電話はかかってきません。 オレオレ詐欺の犯人は、約97 % が固定電話にかけているそうです。 携帯電話へは 約3 % しかかけていないそうです。


 <まとめ>
 高齢での生活では、ほぼ同時期に大きな出来事、行事が重 (かさ)ならないようにするのが良いでしょう。 できるだけ同時ではなく、ずらして行うように計画するのが良いと思われます。 土地売りや老人の家建てについても述 (の)べました。



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by 南陽彰悟 (NANYO Shogo)